私がSnowManのいる世界線に辿り着くまでの話

一番最初に「SnowMan」というワードを聞いたのは、記憶の限り、おそらく阿部担の親友Aからである。

ただし「阿部くんって子のファンなんだよね〜」くらいの話題で終わり、私もジャニーズに興味がなく、その時はそのままフェードアウトしていた。

気象予報士の資格をとった子、という、世間一般の人間が最初に得るような情報のみで5〜6年寝かせたままだった気がする。

ウィスキー熟成させてるレベルで寝かせている。

当時少しは調べたはずだが、まだYouTubeチャンネルもなく、ほぼ東京のみで活動していた当時Jr.の彼らを知ろうとするには、東北の地はちと遠すぎた、という言い訳。

 

その後、何がきかっかけか思い出せないが、少クラを見た。

もしかすると、この親友Aが応援し始めたという「トラジャ」を覚えようと思ってのことだった気がする。

我が家はずっとBS加入してなかったので、番組の存在もよく知らなかった。

そしてたまたま見たのが、めめラウ「Game」の回。

考えてみれば、めめラウこじが加入して間もない頃。

へ〜、これもSnowManのメンバーなのか!顔がいい上に顎クイしてて、こいつ只者じゃないぜ…!という感想。

親友Aから新加入の子だと聞く。めめは熱い子だよと教えてもらう。俺様系じゃないのか…と驚く。

ラウちゃんがそんなに若いとも知らなかった。スタイルおばけだな〜とは思った。

そもそも新加入がどんなことかも分かってなかった。そういうこともあるんか〜!くらいの気持ち。

この事務所のシステムがよく分かってなかった。

 

さっくんは、ツイッタの検索で「佐久間大介 色気」みたいなサジェストが出てきて気になったのは覚えてる。

多分トレンドにもいて、佐久間一行さんしか知らなかった私は、勘違いして「色気…?」ってなった(多方面にごめん)。

検索してみて全然違う人ってことは分かったけど、その時も「ちょっとアイドルっぽくないポーズとか角度の人いるな」くらいの感じ。

後にアニオタと知ってめちゃくちゃ腑に落ちた。ヘタしたら厨二病になりうるような美的感覚を、ガチで体現できちゃう人ね。

 

こーじは、キンプリちゃんを知ってから調べたまいじゃにが先か、SnowManからが先か覚えてない。

関西では前へ前への子だな、と思っていたけど、SnowManではすごく気を使ってるのかな、でも本来は懐っこい人なのかな、などと余計なことを考えながら見ていた。

まさかあんなにお兄ちゃん達を懐柔していくことになるとは、まるで思っていなかった。

 

ひーくんは、SnowManを画像検索するとセンターにいることが多かったから、お顔は見た記憶あるけど、よく知らなかった。

ガチガチの真面目であまり笑わない人なのかなと思って、私がハマるタイプではないなとか思ってすらいた。(大間違いというか盛大な前フリというか)

 

ふっかさんに至っては、SnowManを把握した後にYouTube見始めても、なかなか掴めなくてよくわかんない人だな〜、声が良いのと、進行役とボケと両方やってて大変だな…?などと、これまた余計なことを思っていた。

 

しょっぴーはすのちゅを見始めるきっかけだったと思う。親友Bが担当だというから、どれどれじゃあ次に覚えてみようかな?などと思って、ちょうどその頃YouTubeがあることを知って見始めた。

しょっぴーも最初は掴めないというか、第一印象がチャラく見えちゃって、私のハマらないタイプかな…?などと思ってたので、加入組3人にバブいといじられてて混乱した。

でもすぐ把握した。この人しぬほど恥ずかしがり屋のツンデレだ…!

 

舘様は、キンプリちゃんのバラエティで共演してるのを見て、気になってはいた。

何?この間を全然怖がらない人…?という印象。

たぶんそんなにオモロワードじゃないのに、最後までたっぷり間を使って言い切って、絶対に落としてくるマン…!

スピワにめちゃくちゃ面白がられてるし…只者じゃない…

と、気になっていたところにドッキリ番組。殺人犯がマンションの部屋に押しかけてくるやつ。

リアルに怖いやつで、危機管理能力が問われる内容の中、すれ違っただけの相手の顔は覚えてるし、きょどりながらも冷静な判断(しかもドッキリを破綻させかねないレベルで)するし、でも前に前にではないタイプのようだから強くは主張しない、何かもっと深層を探ろうとしているような表情…。

そして極め付けが、みんなが恐怖で固まっている中、心配しつつもフライパンを振っている姿…

なにそれめちゃくちゃかわいいやん…心配しつつも美味しいごはん作ろうとしてるやん…

ただただ「愛おしい」という感想だった。

 

だてにハマりかけの頃、「ゆり組」という関係性も知った。

 

「ゆり組」がなんなのか知らないまま、トレンドに上がる「ゆり組」を見ていた。なんとなく調べたら負けだなと思っていた。負けた。

舘様が気になったから、すすめられるがままに発売中のananを手に取った。入手困難と聞いていたが、最寄りコンビニに一冊だけあったからつい買った。ゆり組号だった。負けた。

そこでやっと「ゆり組」の意味を知って震えた。なんか雰囲気が麗しくてゆりっぽいのかな、とか漠然と考えてたら、「組」までで一個の単語だった。そんな漫画みたいな関係あるのかと、関係厨である私は愕然とした。負けた。

ちなみに同号の別記事を読み、以降なんとなくスパイス白湯を飲む日々が続く。ゆり組は美容に効く。

 

それスノの特番があったことをツイッタのトレンドで知る。パンチームとストーン渡辺 を察する。

その後、それスノがparaviで見られることを知る。

元々洋画沼出身の私、複数の動画配信サイトに登録して感覚が麻痺しており、月額の安さに即登録。いきなりさっくん回を見て両親ともにさっくんファンになる。

あんなん良質なリアリティショーかつバラエティすぎる。

 

9時間生放送の存在も知る。

え?どこでそんなど根性企画を??と思ったらYouTubeだった。

そこで初めてYouTubeライブ配信もできるのだと知る。コンテンツの機能も学ばせてくれるマン。

 

ほどなくして、阿部ちゃん先生を見て関係性を学ぼうとする。

阿部ちゃんの物腰の柔らかさと、破茶滅茶な生徒達を一切否定しない教育方針に信頼を置いたのか、親が阿部ちゃんのことを「先生」と呼び始める。

 

そのへんでやっと毎週水曜日が更新日だと知り、リモート回あたりからリアルタイムで追い始める。

そんなにタイムリーに更新してると思ってなかった。大量供給期ありがてぇ。

 

そこからはもう、するするとスムーズにSnowManのいる世界へ吸い込まれていった。

YouTubeSnowManYouTubeとオタク、重ねてステイホーム期間。

あまりにも相性が良すぎた。

気づけばFC会員になり、今は立派なオタクとして暮らしている。

 

 

なぜかついでに母もしっかりスノ担になった。

これまで芸能人のファンになったことのなかった母だが、人が身体を動かしているのを見るのが好きなのと、先述のそれスノさっくん月山回から見始めて、頑張り屋さんの彼らがかわいくて仕方がなくなったらしい。

番組の罰ゲームでご飯が食べられないメンバーを見たりすると、かわいそうでかわいそうで見ていられない…と目に涙を浮かべる始末だ。

ぎゅうぎゅうに並んで仲良くしている姿も大好きらしい。

たぶんSnowManのことを生まれたての子猫かなにかだと思っている。

 

一度だけ運良く当たったチケットで、一緒にライブも行った。

アイドルのライブはおろか、スタンディングのライブが初めてだし、60代だからと傍目を気にしているようだったので、「そう何回も来られないのだから、悔いのないように楽しむんだよ!」と伝えたら、ライブ中ずっっっとぴょんぴょんしていた。

ちょうど後ろも隣も人がいない席だったこともあってか、冗談じゃなく、初めから終わりまでずっと身体を動かしていた。連れてきて本当によかったと思った。

当初、客席は若い子ばかりだろうと気にしていたので、「逆に年寄りは目立ってファンサもらえるかもよ?」と冗談を言ったら、「だって他の年寄りにもするんでしょ?」という、地雷系同担拒否疑惑が垣間見えたのは少し気になったが…

 

ところで、母は学生の頃ずっと運動部で、水泳やらバレーボールやらでそれなりの成績を残し、スポーツは得意な人であった。考えるより先に体が動くとも言っていた。

その母がSnowManにハマったもので、当然の流れでダンスの振り真似をしてみせることがあるのだが、これが見事に盆踊りなのである。運動音痴の私から見ても、まったくの別物になっている。

ひーちゃんに見せたら、別物すぎて泣いちゃうんじゃないかと思う。

おそらく原因は、すべての拍を表で取ってしまうせいなのだが、ああなるほど、佐久間さん(運動音痴だけどダンス&アクロすごい)と逆のパターンで「ダンスのうまさと運動神経は関係がない」を証明しているな…と感動すら覚えた。

人体の不思議も感じさせてくれる、SnowMan

 

気づけば、何年も交流していない高校の同級生が、実はスノ担だと風の噂で聞いたり、インスタのSnowManアカウントにいいねしてることで気づいたりもしている。

裾野が果てしないよ、SnowMan

 

 

 

 

お気づきだろうが、この記事にオチは無い。

SnowManの世界の入り口に立った時の自分の記録を残したまでである。

いわゆる沼落ちブログ、と呼べるほどの体裁もなしていないが、ひっそりとインターネットの片隅に置いておく。